職場でこんな経験、ありませんか?
「あの人が裏で文句言ってるみたい…」⇒陰口
または、
「この前、君のことすごく褒めてたよ!」⇒陽口
どちらも“いない人の話”ですが、
受け取る側の心の動きはまるで違いますよね。
今回は、
「陰口」と「陽口」が人間関係や職場の空気、
そしてあなた自身にどう影響するのか?
脳の仕組みからひも解いてみましょう。
《陰口が生み出す“防衛脳”》
陰口を聞いたとき、
脳は“扁桃体”という所が反応します。
この場所は
「自分も言われているかも…」
という不安や恐れが生まれる所です。
これにより、人は“防衛モード”に入るので
チーム内で本音が言いづらくなり、心理的安全性が低下します。
結果として、生産性の低下や離職率の増加にもつながります。
《陽口が生み出す“安心脳”》
一方で、
いない人の“良い話”=陽口を聞くと、
脳ではオキシトシン(安心感)や
ドーパミン(やる気)といった
神経伝達物質が分泌されます。
「ここにいていいんだ」「自分も誰かに貢献しよう」と
前向きな気持ちが自然と生まれます。
《言葉は“伝染”する》
ここで、脳科学的に重要な2つの仕組みを紹介します。
・ミラーニューロン:
人は他者の表情や態度を見て、無意識に自分の脳内で“同じように”感じてしまう性質があります。笑顔を見れば安心し、怒りの顔を見れば不安になる。
・情動伝染:
ある人の感情が、周囲の人にも広がっていく現象です。つまり、誰かのイライラや喜びは、同じ空間にいるだけで他人にも移ります。
陰口も陽口も、
まさにこの「脳の仕組み」によって職場中に伝染します。
そして、回りまわって自分に返ってくるのです。
つまり、
陰口を言う人⇒自分もどこかで陰口を言われている。
陽口を言う人⇒自分もどこかで褒められている。
明日から、「いない人の良い話」を1日1回、誰かに伝えてみませんか?
その一言が、職場全体の空気を変え、巡り巡ってあなた自身の笑顔を増やしていきますよ!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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