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コロナで生活ががらりと変わり、『数年で変わっていく世の中のモノが、数ヶ月で変化していく』目まぐるしい時代となってます。
なんといっても「人との距離感」が一番変わったんじゃないでしょうか?
近未来を描くアニメの世界では、遠くの人とバーチャルで会ったりコピーロボットを作ったりとワクワクするような世界を想像してました。
確かにそのような技術は現実となってますが、まさか人と近づけないという時代がやってくるとは・・・。
私は普段、地域の高齢者に健康教室や認知症予防教室を行なっているのですが、特に高齢者の方々は重症化のリスクを考慮し、人とは関わらない生活を送ってらっしゃいます。
『人と会う』ことで体と脳の活動量を保てていた高齢者の方々は、あるアンケート調査からコロナ自粛により約50%の人(414名中/200名)が認知機能の低下を感じているそうです。
『人と会う』ってオシャレをしたり、時間を考えて準備したり、歩いたり、日光を浴びたり、話したり、笑ったり、怒ったりと、多くの脳と心と体の活動量を使って、骨や筋肉にも刺激を与えていたんですね!
それらの低下を健康教室で取り戻そうと様々なプログラムを考えて行きますが、
・マスク着用
・ソーシャルディスタンス
・大きな発声は禁止
・人との接触禁止
・人数制限
・活動時間制限」などなど
今まで通りの教室が行なえず盛り上がりに欠けてしまいます。
しかしこれが新しい生活様式の健康支援。
できない、仕方ないでは進めませんね。。。
何かシンプルな考え方があるはず・・・
そう思った私はいつものように恒松式『脳チング』で高齢者に必要なモノを可視化してみました。
人が考えて行動する脳の仕組みは大きく6つの流れで説明できます。
この脳の仕組みと、自粛による高齢者の脳を上の図に沿って解説します。
⇒自粛により刺激が少なくなる。 ②心:刺激に対し無意識に「好きor嫌い」の感情が働く。
⇒人と会わない事により感情の動きが減る。
③考える:外からの刺激をもとに記憶や経験から内容をイメージする。
⇒考えなくても良い変わらない毎日を過ごす。
④組み立てる:イメージをもとに行動をシュミレーションする。
⇒慣れたいつもの行動パターンなので改めてシュミレーションしない。
⑤行動する:イメージ、シミュレーション、感情をもとに行動・運動を起こす。
⇒運動不足。
⑥振り返る:運動の振り返り(体)や出来事の振り返りを行なう(心)。
⇒同じ出来事が多いので振り返る機会が少ない。
つまり、感染予防による自粛により高齢者の脳は・・・、
人と会わなくなり刺激が少なくなることで、感情の動きが減り、体の活動量も不足している。
ということになります。当り前ですが・・・笑。
また、人は『振り返る時に記憶を整理している』ので振り返りのない日々は記憶力の低下にも関係してきます。
ではこの問題に対し私たち指導者が現場でどのようにアプローチすれば良いのか?
これも『脳チング』的に考えると・・・
となります。
特に教室を盛り上げるために重要であり工夫が必要なのは『②心』へのアプローチ!
人との距離感が変わったことにより、今までは無意識に働いていた心の動きを指導者が意識的に引き出し、気づきを促す必要があります!
その時に必要な声掛けの流れと考え方で必要なのがコチラ↓
マズローの5段階説をもとに『②心』へのアプローチを段階的に、
「親和性」→「協力性」→「団結」
の言葉かけへ目的を変えていくと、とても効果的です!
この段階的な声掛けが、
コロナ対策で距離を取っても、横並びでも、小さな声でも、触れ合わなくても健康教室を盛り上げる仕組みです!
つまり、人と交流する時に「楽しい」と感じる心の動きの本質です!
制限のある中「何をするか?」の手段だけではなく、制限があっても「変わらない」本質を押さえておくと様々な現場に対応できるようになりました!
なので感染対策をしながらも交流を楽しむことができ、コロナ前のように教室を盛り上げることができます!
現在、私は地域の公民館やデイサービスでの健康教室を録画し、見直してはこの考え方を整理していっております。
どの会場でもとても盛り上がり、感染対策も守れています。
以上、ブログでは詳しくお伝え出来ませんでしたが、何か少しでも参考になれればと思います!
活用してみてくださいね!
もし、詳しい内容や現場で「実際何をどのようにすれば良いのか?」の方法がが必要な方は勉強会を企画しております。
あくまでも私のやり方ですが、実際に行なっている動画を見ながらポイントを解説できればと思っております。
ご興味のある方はご参照いただけると幸いです↓
「コロナ対策でも健康教室やデイサービス・デイケアの活動が盛り上げる勉強会」の詳細およびお申込みについて。
私達の知恵と力を合わせて一緒に地域と社会の健康を支えていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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