見えてる景色と見てる景色(注意機能)

すっかり秋めいてきました。

 

秋は風が気持ちよくて良いですね!

 

私の職場の敷地内、こんな風景・・・

 

 

のどかでしょ♡

 

天気も良く最高に過ごしやすい一日です!

 

ひつじ雲や紅葉など秋らしい景色を見るのが楽しみですね!

 

今日の脳のお話しは景色についてです。

POINT!
広く注意を向けるのは「注意の範囲」という注意機能。
一つのモノに注意を向けるのは「選択的注意」複数のモノに注意を向けるのは「分配性注意」という注意機能。
・生活では広い範囲に注意を向け、探し物を見つけたり、○○しながら○○するといった認知機能に関係する。

 

 

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見えてる範囲と意識している範囲(注意の範囲)

先程の、のどかな写真、何が写ってたか覚えてますか?

 

雲・・・?

木・・・?

動物・・・?

 

もう一度見てみましょう。

 

いろいろありますね。

人は見えてる範囲から1つのモノや複数のモノに意識を向けています。

 

意識が向いていないモノは特に覚えていないでしょう。

 

「よく見てみればこんなの写ってたんだ・・・。」と思ったものもあったのではないでしょうか。

 

 

では、

真ん中にいる動物は、今日一日どれくらいの食事を盛り付けられていましたか??

 

意識は向いていました??

 

正解は・・・

みかん箱3つ分でした。

 

 

秋と言えばひつじ雲ですが、、、ヤギです。

 

「ゲンちゃんです。(元気くん:オス)」

 

 

敷地内の草取り要因で就職したゲンちゃんでしたが、グルメなので牧草しか食べません。

 

しかも食後はお通じが良いので、雑草は肥料を与えてもらい逆に良く育ちます。

 

 

ゲンちゃんには働きやすい職場です。

 

 

見えてる景色の中に意識しているモノと、していないモノを脳は選んで認識しているんですね!

 

ピントを合わせているのは1つ?複数?(選択的注意と分配性注意)

人は生活の中で、無意識に色んな感覚にピントを合わせています。

じっと見たり、耳を澄ましたり、じっくりと味わったり、感触を確かめたり・・・。

 

 

それが1つに対しての場合と複数のモノに同時に場合があります。

 

1つのモノに注意を向けている場合は「選択的注意」

複数のモノに注意を向けている場合は「分配性注意」

 

という認知機能が働いています。

 

 

ゲンちゃんにピント!=選択的注意

 

ゲンちゃんと木と空と建物と車にピント!=分配性注意

・生活の中で広く景色を見れているか?

・意識した方が安全なモノを見落としていないか?

 

 

事故やミスに繋がらないためにも必要な認知機能です。

 

 

では、この2つの認知機能が低下した場合、どのような出来事が想定されるか見てみましょう!

 

注意の範囲、選択的注意・分配性注意が低下すると想定されること

 

【注意の範囲の低下】

注意の範囲が狭くなると、意識・把握できている範囲が狭くなりますので、車をぶつけたり遠くのモノに気づかないという事があります。

 

旅行や出張先の慣れない土地で、鉄道の乗り換えや空港を利用するとき、遠くにある標識を探しますよね。

 

そんな注意機能であります。

 

 

【選択的注意・分配性注意の低下】

多くのモノから1つのモノにピントが合わないので、探し物が見つからない。

同時に複数に注意を向けられないので、「○○しながら○○する。」ことが難しくなる。

 

という出来事が想定されます。

 

 

下の絵から考えてみると・・・

「桜がきれいだな~。」なんて広い範囲を見ながら、

目の前の水たまりに気づき、

安全に水たまりを避けるために車や自転車に同時に注意を向けています。

 

もし、自転車や車に同時に注意を向けられなければ事故に繋がる可能性があります。

 

また注意を広げていなければ、綺麗な桜に気づいて楽しむこともできませんよね!

 

 

生活を安全に楽しく行う為には、このような認知機能に関係する脳の部分を働きやすくしておくことが大切です。

 

そのような脳の場所がウォーミングアップできており、働きやすくなっている状態です!

 

仕事のミス予防や高齢者の事故防止にも繋がる脳のウォーミングアップ法のひとつをご紹介いたします。

 

脳をウォーミングアップするシナプソロジー

脳も筋肉と発想は一緒で、使えば鍛えられていきます。

もちろん使わなければ衰えていきます。

 

今回は「広い範囲に注意を向けたり、1つのモノや複数のモノに意識を集中する」脳の部分を使い働きやすくするために、シナプソロジーを使った脳のウォーミングアップ法をご紹介します。

シナプソロジー@とは?→こちら

 

生活の中で「標識など離れた場所の探し物が見つかる」や「多くの中から探し物が見つかる」「左右の安全確認をして安全に道路を渡れる」「対向車や歩行者を確認しながら安全に右折できる」「書類の見落としが少なくなる」「仕事が同時進行できて、生産性の向上に繋がる」などの効果が期待できます。

 

これを「じゃんけん」で行ないます。

 

「じゃんけんで右折が安全にできる???・・・」

 

じゃんけんが直接関係するというよりも、右折に必要な脳の場所をじゃんけんで刺激し、右折のための脳内ウォーミングアップを行なう、というイメージです。

 

それではこちらをご覧くださいませ↓

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《最初のじゃんけん》

私の手にピントを合わせてじゃんけんをしていただきました。

1つのモノに注意を向ける選択的注意です。

 

《じゃんけんとスカーフ》

私の手と、もう一人のスカーフを見ながらじゃんけんをしていただきました。

 

ここから複数のモノに同時注意を向ける分配性の注意になりましたね。

 

 

《じゃんけんの人とスカーフの人が離れて指示を出す》

2人の距離が離れることで広い範囲に注意を向けなくてないけなくなりました。

 

注意の範囲が広がりました。

 

じゃんけんだけでも工夫次第で生活に必要な脳の色んな部分を刺激し、脳のウォーミングアップ行なうことができます!

 

特に高齢者の自動車運転事故防止にも良いかもしれませんね!

 

くり返しになりますが脳も筋肉と一緒、普段動かしていない部分は急にスムーズには動きません。

 

脳もウォーミングアップして安全にLUCK(ラク)に生活できるよう整えていきましょう!

 

次回も生活と脳に関係するお話をお届けいたしますので、宜しければご覧くださいませ。

 

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