侍ジャパンに学ぶココロの離職防止法

先日、ホテル業界の方と研修の打ち合わせでした。

現場の悩みおたずねすると、

「コロナの療養者に対応した宿泊・厨房などの部署は体力的に疲弊し、コロナにより営業中止となったレストランやブライダルなどのサービス部門は精神的に疲弊してしまった。」

とのことでした。

その結果、コロナが緩和されてきた今、モチベーションが戻らず離職が増えているそうです。

 

a)緊張感のある多忙業務をひたすら遂行する事でコミュニケーションを取る時間がなくなり、 体力も疲弊。

b)業務がなくなったことによりコミュニケーションする場がなくなり、存在意義も持てず精神的に疲弊。

 

お話を伺う上でどちらも共通しているのはコミュニケーションの時間が減った為のようでした。

 

コロナになりSNSやネットの普及が加速し

人との繋がりが以前よりも多くなりました。

 

しかし人にとって本当に必要な繋がりは

「心の繋がり」を感じていることです。

 

その時に脳内では、

幸せやヤル気に関係する物質が分泌されます。

 

モチベーションを戻すには流れがあって、

(1)居場所(仲間)があること

(2)仲間が認め合うこと

(3)仲間が高め合うこと

(4)自分の役割と存在意義を感じること

 

a)は先の見えない感染対策によって、2)3)が徐々に減った。

b)は(4)を感じられなかった。

 

こんな原因があったのではないでしょうか。

 

それぞれの対策には(1)~(4)に適した関わり方や声掛けが必要です。

 

実は、侍ジャパンがまさにこの流れを実行していました!

 

たとえば、

ダルビッシュ選手が積極的にチームメイトに声をかけ仲間意識を高めたこと。

栗山監督はチームにキャプテンを作らずお互いを認め合い・高め合う環境にしたこと。

大谷選手は大切な場面でチームメイトを鼓舞し団結力を高めたこと。

・・・。

 

結果、メンバーはそれぞれの役割と存在意義を持ち世界一となりました。

 

そんなチームワークに魅了され心を打たれた人も多かったと思います。

 

今度の研修ではこの流れを研修という堅苦しい空気ではなく、分かりやすく、楽しく、シナプソロジーでゲーム感覚に、かつ明日からすぐに実践できるようなワークを研修担当者の方にご提案させていただきました。

 

ホテル業界は様々な業種が集合するので、全ての方に共通する話をしたいと思います。

 

『仕事が楽しいを当たり前に!』

 

来月が楽しみです!

 

 

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